アメたろうの着道楽

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デニムの色落ちやレザーのエイジング(経年変化)などについて。

フリーホイーラーズ「ロングショアマン ウォバッシュストライプパンツ Lot.2112001」Part1 〜購入レビュー〜

はじめに

ハロにちは、アメたろうです。

今回は、新しくフリーホイーラーズのウォバッシュのパンツを購入したのでレビューします。

 

結論から先に書けば、定番商品を買いました。

学生時代からの憧れの1本でしたので。。

 

改めて紹介するまでもないとは思うものの、本格的な穿き込みブログはあまりないように思いますのでご紹介します。

ウォバッシュについて

デニム・ウォバッシュ・ヒッコリーが色落ちフリーク3大生地だと思っていて。

デニムはともかくウォバッシュとは何ぞや、という点を改めてご説明します。

 

ウォバッシュとは、生地に色を抜いて染める「抜染手法」を用いた手間のかかる作業を経て生まれた、1920年代頃までのワークウェアに用いられた生地です。

 

代表例はインディゴブルーに色が抜けた白いドット柄のストライプですが、インディゴブルーに限らずレッド、ブラックなどもあります。またドット柄に限らず、星柄、ハート柄、犬の足跡、錨柄、花柄などもあるようです。

ただ、抜染は色を抜く手法なのでプリントのように複雑な柄には不向きな手法です。 

J.L. Stifel Co(シュティフィル社)について

ウォバッシュ生地を生産していた最も有名な会社です。

 

1835年に創業者、J.L. Stifel(ヨハン・ルードウィッヒ・シュティフェル)は小さなクリーニングと染物の工場を始めました。更に、彼はヨーロッパで覚えたプリントと染色の技術をいかした商売を始めることを決断し9番通りにも工場をはじめ、社名をJ.L. Stifel Coとしました。

1903年にトレードマークのブーツが生地の裏面にプリントされ登場しました。これは創業者のJ.L. Stifelの名前からとった「J.L. Stifel Co(シュティフィル社)」のStifelという言葉がドイツ語でブーツという意味になる為ワークウェアブランドのアイコンとして用いられていました。

 

こちらの商標権をフリーホイーラーズを買い取ったのか、フリホの看板商品となっています。

本家の生地を楽しめるのはフリホだけ!

ロングショアマン ウォバッシュストライプパンツについて

ということで、私が手に入れたものを紹介します!

FREEWHEELERS
UNION SPECIAL OVERALLS “LONGSHOREMAN”
Color.Indigo Wabash Stripe Lot.2112001
税込35,200円

若干テーパードしたシルエット
フリホらしいクラシカルな上品さ

 

港で働く労働者をイメージして作られているとのこと

古いデザインと赤い閂留めが特徴的
1900-20sのオーバーオールが元ネタらしいです。

コインポケット内側は耳付き

 

フリホのパンツといえば「ワンピースフライ」
股部分の縫製が1枚となっています。

ONE PIECE FLY”のタグ

真ん中一箇所で留められています。

 

指が二本位入るサイドポケット
ハンマーなど工具を入れる用ですね。
広めの裾幅

ロールアップして履きたいですね

 

後ろポケット

 

シンチバック

ギュッと一指し!
針付きなので緊張します。

とても美しいです…
シンチバック裏はシャンブレー生地

 

裏側

こっちが表面でも良いぐらい美しい

 

裏側も見どころが多い

シンチバック裏
赤い閂留めがインディゴに映えます。
右ポケットの内側はユニオンチケット
とにかく丁寧な縫い付けです。
2色使いのチェーンステッチ

 

フロントボタンは鉄製ネオバボタン

フロントボタン裏はヒッコリー生地
メーカーのワンウォッシュ済ですが雰囲気抜群!

 

ベルトループ
縫製の美しさが際立ちます。

履き込むと壊れそうな気がする股

 

オリジナルタグとユニオンチケット

 

生地の表裏
左綾のライトオンス!

生地裏の“STIFEL”プリントスタンプ
憧れのオリジナル生地です。

 

ブランドネームタグ

どれも作品級に作り込まれています。
これは捨てられない!
恐らく、2021年か22年の春夏モデルです。
「創業75年」と書かれていますね。
洗濯タグ

商品タグ

ショップタグ

さいごに

いかがだったでしょうか。

他人と被ってでも欲しかった、学生の頃からの憧れの一本。

学生の頃から比べるとサスペンダーボタンが省略されたのに値上げされたりと思うことはありますが、定番商品には定番になる良さがあるものです。

 

実は、リーバイスの聖地・サンフランシスコに行ったときに一度だけ履きました。

本格的な穿き込みはこの春からになりますが、どのような育ち具合になるかは…乞うご期待ください!

 

サンフランシスコについて、詳しくはこちら