はじめに
アメたろうです。2ヶ月ぶりの投稿となりました。
今日は、TCBジーンズのウォバッシュベストベストの色落ちです。
この記事は、以下の記事の続きです。
TCB タビーウォバッシュベスト~245日目の色落ち~
着用245日で洗濯しました。
洗濯回数は5回、63日ぶりの洗濯になります。
一応、裏面や細部も写真を撮っておきました。
Cathartt Chore Coat Paw Stripeについて
TCBより新作のウォバッシュ柄が発売されました。
今回は、カーハートがモデルですね。
Carharttが"Cat"harttとなっており、生地からボタンまで抜群に良い雰囲気です。
税込35,200円とお値打ち感がありますが、残念ながら完売となっていました。
この度ハートボタンで作成したCathartt Chore Coat に新色Paw Stripeが登場します。Vintage Carharttで存在したハートストライプとTCBらしさである?Cats Pawをミックスし、出来上がった服として観てもクラシックでカッコいい。でも良く観ると可愛いという二面性を持ったChore Coatの出来上がりです。
今回、この生地を作成してくれた場所は私の故郷である広島県福山市の山陽染工株式会社さん。少年時代には、その近所のゲームセンターに通いましたが、まさかこんな近くに面白技術を持った会社が有っただなんて全く知りませんでした。
国内でも数少ない原反インディゴ染めができる連続染色機を使ってインディゴ染めをした後に着抜プリントと言って、シリンダーで抜染剤を付着させ色を抜き、ベージュ色に染み込みプリントを乗せるという工程です。
白く抜いたハート柄にベージュを乗せる為、少し輪郭が滲んだ様なハートが出来上がります。ビンテージのwabashの生地でもボヤけた輪郭のwabashを見かけることはありますが、こういった版も使用していくにつれ、抜染プリントの角や輪郭が甘くなり、いつかはその版も取り替えが必要になります。今回、TCBが別注したwabashは、ハートとpawsで輪郭がくっきりすぎるとちょっと派手かもしれません。ですが、最初から微妙にちょっとトボけた表情にしているので、ここもカッコ可愛いポイントと思っていただければ嬉しいです。
一見、チープだけど手間が掛かるそんな仕様です。。作ってみて、そして工場見学までして思いましたが、Stifel社の生地の作り方って、結局手間が掛かり過ぎちゃって無くなったのかな?と思いました。
それを現在でも同じ方法で作る事が出来たのだから山陽染工さんには感謝しかなく、コストの事を考えたら生地の裏側にプリントするのは躊躇したのですが、最終的にはウズウズしてBootsの代わりに猫が居る。着用してしまうと関係無いんだけど、着用する度に目に入る。そんな所もこの生地の魅力の一つなのかもしれません。
※Stifel社は、Wabash 生地を開発したアメリカのテキスタイルカンパニー。Stifel社の生地の裏側には、ブーツを象った模様の中に、Stifel と社名が書かれたロゴがあります。
Chore Coat自体のディテールはDenim同様に、
1940-50年代のCarharttのVintageをベースにしながらも様々な資料を参考にしながらMASTER CLOTHネームとハートボタンと時代考証が合う様に1920年代の雰囲気に作ってます。例えば、以下が20年代らしいディテールですね。
真ん中で剥ぎが入ったスクエアな襟 アイレットで付けるチェンジボタン アジャスト可能な第一ボタンとカフス セットインスリーブ TWO CATS BLOUSE等でも再現してる低い袖山
ちなみに私のベストはStrongHoldが元ネタです。詳しくはこちら。
さいごに
いかがだったでしょうか。
全体的にアタリや色落ちがくっきりと表れて来たように思います。
撮影環境が変わったので見にくかったらすみません…。
実はウォバッシュパンツを購入しましたので、いつか紹介します。